定例セミナー『公務非正規で働く女性たちの現実~「公務非正規労働従事者への緊急アンケート調査」からみえてきたこと~』(2022年2月4日)

※申込みは締め切りました(2月4日17:15)

東京労働安全衛生センターでは、労働者の安全と健康に関わる様々な問題をテーマに定例セミナーを行っています。今回のセミナーは、公務非正規で働く女性たちの現状をテーマに、2月4日(金)に開催します。

女性たちの善意や気持ちに頼りすぎ。私たちはボランティア精神で仕事をしている訳ではない。自分たちにも生活がある。経済的不安定さが、精神的不安定につながるため、毎日がどこか不調を抱えている。低賃金で重労働の仕事を平気でさせている自治体行政に怒りがわく。率先して、女性たちを使い捨て労働の駒として使っている。女性蔑視、人権侵害以外のなにものでもない。

― 公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)による『公務非正規労働従事者への緊急アンケート調査』(2021年)に寄せられた声から

 地方自治体の公共サービスを様々な現場で日々支えている公務労働者。その多くが、会計年度任用職員と呼ばれる非正規労働者です。そして、国や地方自治体で働く非正規公務員の約8割が女性です。さらに、指定管理者制度などの民間委託により、公共サービスを支える民間労働者も増えています。

 2021年に行われた『公務非正規労働従事者への緊急アンケート調査』では、1300件を超える公務非正規の女性たちからの回答が寄せられました。そこには、コロナ禍において、低賃金や不安定雇用の中で過重な責任を背負わされ、女性差別や非正規差別、パワハラ・セクハラなど、折り重なる差別と搾取に苦しむ労働者の声がありました。回答者の4割以上がメンタル面での不調を感じており、9割以上が将来への不安を感じていました。

 今回の定例セミナーでは、この調査の中で浮かび上がってきた公務非正規で働く女性たちの現実を共有し、労働者の権利と尊厳が守られる公共サービスの実現のためにいま必要なことは何かを考えます。

【日 時】 2022年 2月 4日(金)18:30~20:30
【会 場】 東京労働安全衛生センター・4階会議室
【報告者】 瀬山 紀子 さん (公務非正規女性全国ネットワーク 副代表)
      渋谷 典子 さん (NPO法人参画プラネット 代表理事)

【会場参加にあたってのお願い】 開催にあたり、検温、アルコール消毒、換気など感染防止対策を実施します。当日、発熱、咳などの自覚症状のある方、体調のすぐれない方は、無理をなさらず参加の是非を慎重にご判断ください。

【参加申込み&オンライン開催について】 参加申込みの方は、こちらの申し込みフォーマットからお申し込みください。また、このセミナーはオンライン参加も可能です。申込みフォーマットに入力する際に、「ZOOM参加」にチェックを入れて下さい。当センター事務局が受付後、ZOOM参加のIDとパスワードをメールにてお知らせします。※申し込みは締め切りました(2月4日17:15)

【このセミナーに関する問い合わせ先】 特定非営利活動法人 東京労働安全衛生センター