私たちは労働衛生の国際協力活動として、国際労働機関(International Labor Organization=ILO)が提唱する、参加型改善活動を学ぶ国際研修をベトナム・メコンデルタのカント市を中心に行っています。アジアを中心に17カ国、約延べ700名が参加しています。研修は一週間で、参加型改善活動(Participatory Action-Oriented Training=PAOT)の学習、ベトナムの職場や農村で現地の人々と共に行う参加型体験、そしてベトナムをはじめ参加者同士の文化交流が含まれます。はじめは緊張しますが、グループ活動を通じて海外の友達が出来、参加型安全衛生改善はもとよりベトナムの風習や文化を学べる楽しい研修と評判です。

新型コロナのため2020年の研修は中止となりました。しかし2021年8月には「メコンデルタ国際研修2021 良好写真事例コンテスト」がリモートで行われ、6カ国から110名が参加しました。