<活動報告>2025サマーフィールドワーク

8月8日(金)・9日(土)の2日間、「2025サマーフィールドワーク」を開催しました。
2日間を通して、モノづくり工場の安全対策、移住労働者が生活や労働で直面している問題、
アスベスト(石綿)が社会に及ぼしている影響を学びました。

写真1:工場見学前にセンターでスタッフによる騒音対策(耳栓の着け方)をレクチャー

写真2:工場見学から戻り、アクションチェックリストをもとに各グループで議論している様子

<プログラム>
セッション1.小規模事業場のものづくり現場にふれる
モノづくりの小規模事業場を訪問し、アクションチェックリストを用いた安全衛生活動を学びます。
セッション2.移住労働者との共生社会をめざして
日本はすでに移民社会です。日本に移住し、ともに働き、暮らす移住労働者をゲストに招き、交流します。日本に移住した理由、社会的背景、現実を知り、移住労働者と共に生きる社会について考えます。
セッション3.アスベスト(石綿)、その現状と対策
身近な建物や家屋に使われている危険な発がん物質・アスベスト(石綿)のウォッチングをします。また、アスベスト関連疾患の患者さんや家族の方からお話を伺い、交流します。

写真3:平野代表によるアスベスト(石綿)関連疾患について講義

参加者の皆さんの感想(一部ご紹介)
・工場に行って中小企業の安全衛生管理の実際(経営者の姿勢、機械・薬品の管理など)を知ることができ、その上で参加型の職場環境改善を体験して、この活動の有用性を実感することができた
・移住労働者の方々のお話を聞いて、日本社会を共に支えていて、様々な企業が外国人労働者の方の力を借りて成り立っていることを知ることができた
・アスベストは自分にとって全く関係ない話だと思っていたが、アスベストウォッチングで町を歩いてみて、アスベストが身近にあることに驚いた

各セッションの詳しい内容などについては機関紙「安全と健康 Safety and Health」でご報告させていただきます。