東日本大震災から14年 災害とアスベストを考えるシンポジウムin 仙台

●日時 2025年3月2日(日)開場13:00 開始13:30 終了16:00(予定)
●会場 仙台市戦災復興記念館4階第2会議室 仙台市青葉区大町2-12-1 TEL:022-263-6931
地下鉄東西線「大町西公園駅」下車東1番出口から徒歩6分
今年3月、東日本大震災から14年を迎えます。巨大な地震、津波によって東北地方の太平洋沿岸地域は未曽有の被害を受けました。倒壊した建物やがれきにはアスベスト(石綿)建材が含まれていました。被災地の復旧・復興工事がすすむなか、建物の解体、撤去、がれきの運搬、処理の過程でアスベストを含む粉じんが大量に飛散しました。
アスベスト(石綿)は発がん物質です。アスベストを吸うと30年~40年の潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなどの健康被害を発生させるおそれがあります。
私たちは発災直後から、被災地におけるアスベスト粉じんの飛散状況を調査し、作業者やボランティア、地域の人々とともにアスベスト粉じんの飛散、ばく露防止対策に取り組んできました。
阪神・淡路大震災から30年が経過しました。この間、中越地震、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨災害など大規模自然災害が発生。昨年1月に起きた能登半島地震では、現在も懸命に復旧活動が続けられています。
今回のシンポジウムでは、これまでの災害時のアスベスト対策を振り返り、これからの取り組みに生かしていきたいと思います。ぜひご参加ください。
プログラム
<シンポジウム>
① 能登半島地震におけるアスベスト問題 中地重晴(熊本学園大学)
② 東日本大震災とアスベスト対策の課題 外山尚紀(東京労働安全衛生センター)
③ 東日本大震災における粉じんと健康影響 広瀬俊雄(仙台錦町診療所・産業医学センター所長)
④ 被災地で活動うるボラティアとアスベスト~アンケート調査から 南慎二郎(立命館大学政策科学部)
⑤ 阪神淡路大震災30年、災害とアスベスト~兵庫県での取り組み 西山和宏(ひょうご労働安全衛生センター)
<質疑と討論>
●会場では「震災とアスベスト」パネル、防じんマスクを展示し、簡易顕微鏡で建材中のアスベストを見てみます。
●参加費 無料 直接会場においでください。
●オンライン参加 こちらのフォームから申し込みください。
●チラシ ダウンロード
●主 催 特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル5F
TEL 03-3683-9765 FAX 03-3683-9766 centet02@toshc.org
本シンポジウムは、2024年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金より助成金を受けて開催します。