アスベスト学習会in能登 アスベスト(石綿)から身を守る 災害ボランティア活動とアスベスト対策について学ぶ


       壁面が剥がれ落ちた公費解体申請中の建物(七尾市内)

 昨年1月能登半島地震と9月の豪雨災害で甚大な被害を受けた珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市などの自治体では、いま、損壊した家屋の公費解体が急ピッチで進められています。石川県は5月末の時点で、解体見込棟数の73.3%、申請棟数の68.8%となる28,660棟の解体が完了したと発表し、今年10月までに解体見込棟数39,235棟の解体を終了させる方針です。一方、今年6月まで、能登半島の被災地には延べ18万5千人超の災害ボランティアがかけつけ、家屋の片づけ、物資の提供、避難所のサポートなどの活動をしています。
 倒壊した建物やがれきの中にはアスベスト(石綿)建材が含まれています。アスベスト(石綿)は発がん物質です。アスベストを吸うと30年~40年の潜伏期間を経て中皮腫は肺がんなどの健康被害を発生させるおそれがあります。建物解体工事やがれき処理では、アスベスト飛散防止対策を徹底し、住民、作業者、ボランティアがアスベストを吸わないようにしなければなりません。
 学習会では、アスベスト(石綿)と何か、アスベストの見分け方、アスベストからどう身を守るかについてわかりやすく解説します。お気軽にご参加ください。

日時 7月21日(月) 開始19:00 終了20:00
会場 被災地NGO協働センター能登事務所(七尾市中島町小牧ヨ40-1)
18:00から会場で「震災とアスベスト」パネル、防じんマスクを展示します。また簡易顕微鏡で建材中のアスベストを観察できます。

<プログラム>
1.アスベストって何?アスベストの見分け方 榊原洋子(愛知教育大学)
2.災害とアスベスト問題~阪神淡路大震災から能登半島地震 中地重晴(熊本学園大学)
3.ホテル海楽荘でおきたこと 永倉冬史(中皮腫・じん肺・アスベストセンター)
〇参加費 無料 関心あるかたはどなたでも参加できます。
〇オンライン参加 QRコード又はこちらのフォームからお申込みください。
 受付後、ZOOMのID、パスワードをメールでお知らせします。
〇チラシ ダウンロード

主催 特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター
   東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル5F  TEL 03-3683-9765 FAX 03-3683-9766
   center02@toshc.org  https://tokyo-oshc.org/wp/

本学習会は2025年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金より助成金を受けて開催します。