<講演報告>八王子市ボランティアセンター「災害ボランティアリーダーフォローアップ講座」

9月10日に八王子市ボランティアセンター(運営:八王子市社会福祉協議会)にて、「令和7年度災害ボランティアリーダーフォローアップ講座」の第2回目にアスベスト・リスクコミュニケーションプロジェクト運営委員の永倉 冬史氏(NPO法人中皮腫・じん肺・アスベストセンター)が「被災地現場における災害ボランティアとアスベスト(石綿)」をテーマに講演しました。

写真1:講演の様子

参加者は八王子市ボランティアセンターに登録されている災害ボランティアリーダーの皆さん。
災害ボランティアリーダーとは実際に大規模災害が発生した場合、支援拠点となる「災害ボランティアセンター」を社会福祉協議会と共に運営する市民ボランティアです。災害ボランティアリーダーは、一般ボランティアの受け入れ、被災現場での活動派遣先と活動内容・人員配置などの調整の役割も担う人材です。

今回の講演では、アスベストの基礎知識だけでなく、東日本大震災、能登半島沖地震における被災地現場でのアスベスト事例をご紹介しました。

<参加者の皆さんのご感想>(一部ご紹介)
●アスベストの危険性について学べて良かった。自身の安全を守るうえでも、理解しておかないといけないと思った。
●アスベストのリスクは今はあまり無いかと思ってたが日常的にあるという事がわかった
●アスベストも含め、建物の崩壊などからボランティア活動にリスクがあるという前提で、関わる私達も含め、安全で被災地・被災者への復興のお手伝いができるよう考え続けていきたい

写真2:防塵マスクの着け方についてレクチャー


災害現場で活動されるボランティアの皆さんがアスベストの被害に合わないよう、引き続き支援団体等にアプローチし続けていきたいと思います。