<活動報告>7/21アスベスト学習会in能登

7月21日に「アスベスト学習会in能登 アスベスト(石綿)から身を守る災害ボランティア活動とアスベスト対策について学ぶ」を被災地NGO協働センター能登事務所(七尾市中島町小牧ヨ40-1)で開催しました。当日は会場だけでなく、オンライン(ZOOM)中継を行い、全国各地から支援団体、ボランティア活動に取り組む個人など、幅広い方々にご参加いただきました。

写真1:会場の様子


<プログラム>
1.アスベストって何?アスベストの見分け方 
  榊原 洋子(愛知教育大学)
2.災害とアスベスト問題~阪神淡路大震災から能登半島地震 
  中地 重晴(熊本学園大学)
3.ホテル海楽荘でおきたこと 
  永倉 冬史(中皮腫・じん肺・アスベストセンター)

学習会ではアスベストの基礎知識を学び、これまでの災害現場で起きたアスベスト問題を検証しながら、今夏、能登で急ピッチで進められている公費解体の現場、廃棄物の仮置き場におけるアスベスト含有建材の見分け方やアスベストの飛散、ばく露防止対策について考えました。また「ホテル海楽荘」の事例から、災害ボランティア活動で注意すべき点などを共有しました。また会場では、「震災とアスベスト」パネル展示、簡易顕微鏡で建材中のアスベスト観察方法体験を実施しました。学習会の最後には永倉氏による防塵マスクの着け方についてレクチャーを行いました。

写真2:アスベスト観察方法について説明している様子

学習会の詳しい内容などについては機関紙「安全と健康 Safety and Health」でご報告させていただきます。