<活動報告>第33回東京労働安全衛生学校

当センターでは毎年、参加型改善活動の入門編(1日研修)として「東京労働安全衛生学校」を企画し、今年度は10月31日(金)に実施しました。

●東京労働安全衛生学校とは
この研修ではオリジナルの参加型改善のアクションチェックリストを使い、参加者の皆さんと一緒に職場を訪問して、その職場の良い点・改善点を学びます。
訪問した後、当センター所属のトレーナーから安全衛生技術領域の改善方法について説明があり、各グループに分かれて訪問した職場の改善対策について、事業所に提案できること等を話し合います。その結果については、研修終了後、事業場にフィードバックします。

●今年度のテーマは「福祉職場の安全衛生」
社会福祉施設の業務改善と安全衛生を結びつけた改善活動が今年のテーマとなりました。

●今年の職場訪問・会場は「社会福祉法人滝乃川学園
東京都国立市にある130年余の歴史をもっている日本初の知的障がい者施設で行いました。

<プログラム>
1.セッション1「安全な移動と保管方法の整備」
2.セッション2「利用者にやさしい生活環境作り」
3.セッション3「ストレスを受け止める組織と職場」
4.セッション4「改善の実行」

写真1:全体の様子

写真2:セッション1で良い事例を紹介し、参加者が
どの事例が良かったのか、投票しに行っている様子

写真3:アクションチェックリストをもとに各グループで議論したことを発表

参加者の皆さんの感想(一部ご紹介)
・セクションごとにやることにより、普段、気がつかない細いことにも目をむけることができた。
・アクションチェックリストをもとに様々なディスカッションができたこと、また良い所、改善点を見つけることができた。
・生産性向上のために必要なことを具体的に学べて良かった。

各プログラムの詳しい内容などについては機関紙「安全と健康 Safety and Health」でご報告させていただきます。