「職場における化学物質等のあり方に関する検討会報告書」学習会
テーマ :「職場における化学物質等のあり方に関する検討会報告書」学習会
日 時:2021 年 8 月 20 日(金)午後 6 時半~8 時半
会 場:東京労働安全衛生センター 4 階会議室
【話題提供】
1.「職場における化学物質等のあり方に関する検討会報告書」の説明
仲尾 豊樹 (東京労働安全衛生センター・作業環境測定士)
2.「職場における化学物質等のあり方に関する検討会報告書」についてのコメント
熊谷 信二 (元 産業医科大学教授)
【オンライン参加をご希望の方へ】本学習会にはオンライン参加も可能です。
ご希望の方は下記 URL の申し込みフォーマットからお申し込みください。
https://bit.ly/3xCnuQe
TOSHC 事務局が受付後、ZOOM 参加の ID とパスワードをメールにてお知らせします。
【会場参加にあたってのお願い】 開催にあたり、検温、アルコール消毒、換気など感染防止対策を実施しますが、当日、発熱、咳などの自覚症状のある方、体調のすぐれない方は、無理をなさらず参加の是非を慎重にご判断ください。
【当日使用する資料】
後日アップロードします
【参考資料】厚生労働省HPから
1.化学物質規制の見直しについて.pdf
2.職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会 報告書.docx
化学物質管理が大きく変わろうとしています。2019 年から 15 回にわたって厚労省が行ってきた「職場における化学物質等のあり方に関する検討会」は、7 月 14 日に報告書を作成しました。
「化学物質への理解を高め、自律的な管理を基本とする仕組みへ」というサブタイトルがついた報告書では、労働安全衛生法の下、有機則・特化則による管理体制を大幅に見直し、国内で流通する数万種類の化学物質に対して自律的対策を行う仕組みを作る、としています。その背景には、1-2 ジクロロプロパンによる胆管ガン、オルト-トルイジンや MOCA による膀胱ガン等の職業ガンの発生、規制対象外の化学物質による労災多発。自律的な化学物質リスク管理の立ち遅れ、があげられています。
私たちは、以前から日本の労働安全衛生管理体制は、法規準拠によるトップダウン型、専門家主導型からの転換が必要と主張してきました。「検討会」は現行の安全衛生管理の限界性を指摘し、化学物質管理の自律的管理への転換をめざそうとしています。しかし、仕組み構築のための提案は、逆に現場に混乱をもたらし、化学物質の自律的管理から遠のいてしまうのではないか、と危惧する箇所も多くみられます。5 年後に有機則・特化則を廃止する、化学物質を取り扱う事業場での化学物質管理者の選任、作業環境測定が第Ⅲ管理区分になったときの措置、作業環境改善が困難な場合の保護具による対策等々。
私たちは、まず「検討会報告書」を理解し、その問題点を整理することが必要と考え、表記の学習会を、行なうことにしました。
問題提起者は、熊谷信二さん(元産業医科大学教授)です。学習会会場は、東京労働安全衛生センターですが、リモート参加を募集し、共に学びあいたいと考えています。化学物質問題に関心のある、多くの皆様の参加を心からお待ちしています。
【本学習会に関する問い合わせ先】 特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター
〒136-0071 東京都江東区亀戸 7-10-1 Z ビル 5F
TEL:03-3683-9765/e-mail:center02アットマークtoshc.org (アットマークは@に変換してください)